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【イギリス 離脱】ジョンソン首相の小細工とイギリス議会用語

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国会用語

やっぱり期限延長で国会は話がまとまったようですが、議員投票ではぎりぎりでした。

ちなみに国会のYes/Noは、アイ(Aye)/ノー(No)と言います。投票する議員さんは複数なので、複数でアイズ(Ayes) /ノーズ(Noes)と通常は表現されるのですが、最初聞いた人は、目(eyes) 鼻(Nose)ってなんじゃ?っ思いますよね(笑)

 

国会の投票結果を発表するシーンがよくテレビで放送されるのですが その時、

議員の代表者が数字をこのように発表します。 

"the Ayes to the right 322"

"the Noes to the left 306"

そしてスピーカー(現在バーコーさん)が追って以下のように結果をアナウンス(承認)します。

"So the Ayes have it,  the Ayes have it, Unlock"

(以下動画の6:50あたり)

 

この時、どうして右・左という言葉が含まれているかご存じですか。

それは、議員さん達が国会で投票する際、 Chamber(会議場)の外に一度出ます。Chamberの外には左右にロビーが存在し、YESの人は右、NOの人は左に分かれ、そこを通って再度会議場に入ってくるのです。だからこういう表現をするんです。

 

昨日の投票結果

ということで昨日は、簡単に言うと「ジョンソン首相がEUと合意した離脱プラン内容の合否はひとまずいったん保留(延期)として、EU離脱期限の延長をEUに申し立てる」という内容が"Ayes to the right 322"で国会承認を得たところで終わりました。

ジョンソン首相の小細工

でもジョンソン首相の抵抗はまだまだ続きますよ~。延期申請を出さないと非合法となるので、それはするのですが、そのレターから追って別レターを発行している模様。その内容は最初のレターに対し彼が同意をしていないという内容のものです。それも最初の期限延期依頼のレターにはジョンソン首相のサインが入ってないらしいのです。

もめますね。

 

今後の見解

BBCにはローラ・クンスバーグ(Laura Kuenssberg)という政治マニアみたいな女性レポーターがいるのですが、その人の見解だと、EUは返答をぎりぎりまで引っ張って国会の反応を見るだろう、最終的には期限延長を拒否するとは思えないけれど。。。らしいです。

確かにイギリスの国会が延長を依頼したからってEU側がそれを受ける義務は全くないですよね。Noって言われたらそこでおしまい。その時点で合意なしEU離脱となるわけです。

まだまだ続きますね、これ。

それよりも破産寸前のイギリスの医療制度の問題を何とかした方が良いんじゃないかって思う今日この頃です。

 

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